【問114】教員採用試験 教職教養 練習問題|マズローの欲求階層説
教育心理 問14/25難易度A(易しい)
問題文
マズローの欲求階層説に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.最上位に置かれるのは所属と愛情の欲求であり自己実現の欲求は最下位にある
- 2.生理的欲求は他の欲求がすべて満たされた後に生じる最も高次の欲求である
- 3.承認の欲求は欠乏欲求ではなく成長欲求に分類され最上位に位置づく
- 4.低次の欲求が充足されるとより高次の欲求が生じるという階層を想定する
解説
正解は4。マズローは人間の欲求を、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛情の欲求、承認(自尊)の欲求、自己実現の欲求という五つの階層として捉え、より低次の欲求がある程度充足されると、より高次の欲求が優勢になると説明した。下位の四つは不足を埋めようとする欠乏欲求、最上位の自己実現の欲求は成長欲求と呼ばれる。1は誤り。階層の最上位は自己実現の欲求であり、所属と愛情の欲求は中位に位置する。2は誤り。生理的欲求は生命維持に関わる最も基底的な欲求であり、最も高次の欲求ではない。3は誤り。承認の欲求は欠乏欲求に含まれ、成長欲求とされるのは自己実現の欲求である。学校教育では、家庭環境や人間関係によって低次の欲求が満たされていない児童生徒への支援が学習意欲の前提になる点が重要である。本試験では、階層の順序を入れ替えた選択肢が繰り返し出題される。