【問113】教員採用試験 教職教養 練習問題|内発的動機づけとアンダーマイニング効果
教育心理 問13/25難易度B(標準)
問題文
内発的動機づけと外発的動機づけに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.内発的動機づけとは報酬や罰によって行動が引き起こされる状態を指す
- 2.アンダーマイニング効果は外的報酬によって内発的動機づけが高まる現象である
- 3.デシは有能感と自己決定の感覚が内発的動機づけを支えると考えた
- 4.外発的動機づけによる行動は内発的動機づけへ移行することはない
解説
正解は3。デシは、活動それ自体への興味や楽しさに支えられた内発的動機づけの基盤として、自分は有能であるという有能感と、自分で選んで行っているという自己決定の感覚を重視した。この考えは、有能さ・自律性・関係性の欲求を中核とする自己決定理論へと発展している。1は誤り。報酬や罰といった活動の外部にある要因によって行動が引き起こされる状態は外発的動機づけであり、内発的動機づけの説明ではない。2は誤り。アンダーマイニング効果は、もともと内発的に行っていた活動に外的報酬が与えられることで内発的動機づけがかえって低下する現象を指す。4は誤り。自己決定理論では外発的動機づけを自律性の程度によって段階的に捉え、取り入れや同一化を経てより自律的な動機づけへ移行しうると説明する。本試験では、報酬の効果の向きが定番の論点となる。