【問105】教員採用試験 教職教養 練習問題|ハヴィガーストの発達課題
教育心理 問5/25難易度B(標準)
問題文
ハヴィガーストの発達課題論に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.発達課題は生得的な成熟のみによって規定され文化や社会の影響を受けないとする
- 2.発達課題を乳幼児期から児童期までの二つの時期に限って設定している
- 3.発達課題の達成の成否はその後の課題の達成とは無関係であるとする
- 4.各発達段階で達成すべき課題を示し達成は次の段階の課題達成を容易にする
解説
正解は4。ハヴィガーストは、人生の各時期に生じ、その達成が個人の幸福とその後の課題の達成を容易にし、失敗が不幸と社会的不承認、後の課題の困難をもたらすものを発達課題と定義した。発達課題は身体的成熟、社会からの文化的圧力、個人の価値観や要求水準という三つの源から生じるとされる。1は誤り。ハヴィガーストは社会からの期待や文化的圧力を発達課題の重要な源泉として位置づけており、成熟のみに帰する立場ではない。2は誤り。発達課題は乳幼児期から老年期までの各段階について設定されており、生涯にわたる区分である。3は誤り。ある段階の課題の達成は次の段階の課題の達成を容易にし、失敗は後の困難につながるとされ、課題どうしは連関している。本試験では、発達課題の定義と具体例の対応が問われるほか、エリクソンとの区別も要点となる。