【問104】教員採用試験 教職教養 練習問題|エリクソンの心理社会的発達理論
教育心理 問4/25難易度A(易しい)
問題文
エリクソンの心理社会的発達理論に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.発達段階を乳児期から思春期までの五つに区分し成人以降は扱っていない
- 2.青年期の課題をアイデンティティの確立と拡散の危機としてとらえている
- 3.乳児期の課題は自律性の獲得であり恥と疑惑がその対極に置かれている
- 4.各段階の危機は解決されないままでも後の発達には影響を与えないとされる
解説
正解は2。エリクソンは人生を八つの段階に分け、各段階に達成すべき心理社会的危機を設定した。青年期の危機はアイデンティティの確立とアイデンティティ拡散の対立であり、自分は何者であるかという問いに一定の答えを得ることが課題となる。エリクソンは、社会的責任を猶予される期間をモラトリアムと呼んだ。1は誤り。エリクソンの段階は乳児期から老年期までの八段階であり、成人期や老年期の課題も含む生涯発達の理論である。3は誤り。乳児期の課題は基本的信頼と不信の対立であり、自律性と恥・疑惑は幼児前期の課題である。4は誤り。各段階の危機の解決の仕方はその後の段階に持ち越され、後の発達に影響するとされる。本試験では、段階名と危機の組合せを入れ替えた選択肢が頻出であり、八段階の順序を押さえておく必要がある。