【問49】教員採用試験 教職教養 練習問題|児童虐待の早期発見と通告
教育法規(教職員の身分・服務・学校運営) 問24/25難易度A(易しい)
問題文
児童虐待の防止等に関する法律における学校及び教職員の役割に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.通告を行うためには虐待の事実を確認できる客観的な証拠が必要とされている
- 2.教職員の守秘義務は児童虐待に関する通告の義務に優先することとされている
- 3.児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は速やかに通告しなければならない
- 4.学校が児童虐待の早期発見に努める義務は法律上定められていないとされている
解説
正解は3。児童虐待の防止等に関する法律6条1項は、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならないと定める。通告義務は国民一般に課されるものであり、虐待の確証は必要とされていない。1は誤り。受けたと思われる段階で通告する。2は誤り。同条3項は、通告をする義務は刑法の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定によって妨げられるものと解してはならないと定めており、守秘義務は通告義務を免れる理由にならない。4は誤り。同法5条1項は、学校及び学校の教職員は児童虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、児童虐待の早期発見に努めなければならないと定める。本試験では、この二つの義務の区別が問われる。