【問182】管理業務主任者 練習問題|機械式駐車場の保守点検
建築設備 問22/25難易度A(易しい)
問題文
甲マンションの機械式駐車場について、利用者から入出庫時の安全性に関する問い合わせを受けた管理組合理事長Cが、管理業者Bの担当者に保守点検の考え方を確認した。担当者の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.機械式駐車場は昇降装置や搬送装置などの可動部分を一切持たない完全に固定された設備であるため、専門業者による定期的な点検を行わなくても安全性に問題が生じることはないと説明した。
- 2.機械式駐車場は可動部分の経年劣化や安全装置の不具合が事故につながるおそれがあるため、定期点検を行い、利用者にも操作方法を周知することが重要であると説明した。
- 3.機械式駐車場の保守点検は義務ではなく管理組合の任意の判断に委ねられており、点検を行わずに使用を継続しても法令上の問題は生じないと説明した。
- 4.機械式駐車場の安全対策は駐車装置本体の点検のみで足り、利用者への操作方法の周知や注意喚起は保守管理の対象に含まれないと説明した。
解説
正解は2。機械式駐車場は、車両を昇降させたり水平方向に移動させたりする昇降装置・搬送装置などの可動部分を備えた設備であり、これらの経年劣化や安全装置の作動不良が、車両や利用者を挟み込むなどの重大な事故につながるおそれがある。そのため、専門業者による定期的な保守点検を行って可動部分や安全装置の状態を確認するとともに、利用者に対しても、入出庫時の正しい操作方法や、装置が動いている間は装置に近づかないことなどの注意事項を周知することが重要である。1は誤り。機械式駐車場は昇降装置や搬送装置などの可動部分を持つ設備であり、点検を行わずに使用を続けることは事故のリスクを高める。3は誤り。機械式駐車場の保守点検は利用者の安全を確保するために欠かせないものであり、単なる任意の判断で省略してよいものではない。4は誤り。安全対策は装置本体の点検にとどまらず、利用者への操作方法の周知や注意喚起も重要な要素である。本試験では、機械式駐車場の可動部分に伴う事故リスクと保守点検・利用者周知の重要性が問われる。