【問181】管理業務主任者 練習問題|昇降機の保守契約の種類
建築設備 問21/25難易度B(標準)
問題文
甲マンションの管理組合は、エレベーターの保守契約についてフルメンテナンス契約からPOG契約への変更を検討しており、管理業者Bの担当者にそれぞれの契約内容の違いを確認した。担当者の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.フルメンテナンス契約は、消耗部品の交換や注油のみを契約範囲とし、それ以外の部品の交換や修理には別途費用が必要となる契約であると説明した。
- 2.POG契約は、部品の交換や修理に要する費用の全てを月額の基本料金に含めた包括的な契約であり、経年劣化した大型部品の取替えが生じても追加費用は一切発生しないと説明した。
- 3.フルメンテナンス契約とPOG契約は名称が異なるだけで契約内容に実質的な違いはなく、月額の基本料金もほぼ同程度になるのが一般的であると説明した。
- 4.フルメンテナンス契約は修理費用の多くを月額料金に含む契約であるのに対し、POG契約は消耗部品の交換などに限られ、月額料金はPOG契約の方が低いと説明した。
解説
正解は4。エレベーターの保守契約には、大きくフルメンテナンス契約とPOG契約(パーツ・オイル・グリース契約)がある。フルメンテナンス契約は、経年劣化した部品の交換や修理に要する費用の多くを月額の基本料金に含めた包括的な契約であり、突発的な故障が生じても追加費用の負担が生じにくい一方、月額料金は高めになる傾向がある。POG契約は、消耗部品の交換や注油など基本的な保守作業のみを契約範囲とし、それ以外の大きな部品の交換や修理には別途費用が必要となる契約であり、月額の基本料金はフルメンテナンス契約より低く抑えられる傾向にある。1は誤り。消耗部品の交換や注油のみを範囲とするのはPOG契約の説明であり、フルメンテナンス契約ではない。2は誤り。部品交換や修理の費用を全て基本料金に含めるのはフルメンテナンス契約の説明であり、POG契約ではない。3は誤り。両契約は保守の範囲や費用負担の仕組みが異なり、月額料金も一般に異なる。本試験では、二つの契約方式の費用負担の範囲の違いを対比して理解しておきたい。