【問177】管理業務主任者 練習問題|幹線・分電盤と漏電遮断器
建築設備 問17/25難易度B(標準)
問題文
マンションの電気設備における幹線・分電盤および漏電遮断器に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.幹線とは各住戸の分電盤から個々のコンセントや照明器具に至るまでの配線をいい、受変電設備や引込口から分電盤までの配線は幹線には含まれないとされている。
- 2.分電盤は幹線から供給された電気を各回路に分岐させる盤であるが、火災予防の観点から回路ごとに遮断器を設けることは認められておらず、建物全体を一括して遮断する機能のみを有するとされている。
- 3.漏電遮断器は、契約電力の超過を検知して自動的に電気の供給を遮断する装置であり、漏電そのものを検知する機能は備えていないとされている。
- 4.分電盤は幹線から供給された電気を各回路に分岐させ、回路ごとに配線用遮断器を設ける盤であり、漏電遮断器は漏電を検知して回路を遮断し感電や火災を防止する。
解説
正解は4。幹線は、受変電設備や電力会社からの引込口から各住戸や共用部分の分電盤に至るまでの電気を送る配線をいう。分電盤は、幹線から供給された電気を照明・コンセントなど用途ごとの回路に分岐させる盤であり、回路ごとに過電流を検知して遮断する配線用遮断器(ブレーカー)を設ける。あわせて設置される漏電遮断器は、電気配線や機器の絶縁不良などによって生じる漏電(地絡)を検知すると自動的に回路を遮断し、感電や漏電による火災の発生を防止する役割を担う。1は誤り。幹線とは受変電設備や引込口から分電盤までの配線を指し、分電盤から先の配線とは区別される。2は誤り。分電盤は回路ごとに配線用遮断器を設けて個別に電気を分岐させる盤であり、建物全体を一括してしか遮断できないものではない。3は誤り。漏電遮断器は漏電(地絡)を検知して回路を遮断する装置であり、契約電力の超過を検知するものではない。本試験では、幹線・分電盤・漏電遮断器のそれぞれの役割の違いを整理しておきたい。