【問176】管理業務主任者 練習問題|受変電設備と単相3線式
建築設備 問16/25難易度C(難しい)
問題文
マンションの電気設備における受変電設備および住戸内の配線方式に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.借室電気室とは、マンションの共用部分に管理組合が独自に設置した電気室のことをいい、電力会社の設備を設置するために使用させることはないとされている。
- 2.単相3線式は、3本の電圧線を用いて三つの異なる電圧を同時に取り出すことができる配線方式であり、マンションの住戸内配線には通常用いられていない。
- 3.契約電力の大きさに応じて供給電圧の区分は異なり、契約電力が大きいマンションでは高圧で受電し、受変電設備で低圧に変換して供給する方式が用いられることがある。
- 4.単相3線式は2本の電圧線と1本の中性線を用いる配線方式であるが、この方式で取り出せるのは100ボルトの電圧のみであり、200ボルトを要するエアコンなどの機器を使用することはできないとされている。
解説
正解は3。マンションで使用する電力の契約電力が小さい場合には低圧で電力会社から供給を受けるが、建物全体の契約電力が大きくなる場合には、高圧で受電し、建物内に設けた受変電設備の変圧器で低圧に変換したうえで各住戸や共用部分に供給する方式が用いられることがある。受変電設備を設置する際、電力会社の設備を設置するためのスペースを建物内に提供する借室電気室という形態が採られることもある。住戸内の配線には、2本の電圧線と1本の中性線を用いる単相3線式が広く採用されており、電圧線と中性線の組み合わせにより100ボルトと200ボルトの両方の電気を取り出すことができる。1は誤り。借室電気室は電力会社の受変電設備等を設置するために建物の一部を使用させる形態であり、管理組合が独自に設置するものではない。2は誤り。単相3線式は住戸内配線として広く用いられている方式である。4は誤り。単相3線式は100ボルトだけでなく200ボルトの電気も取り出すことができる方式であり、エアコンなどの200ボルト機器にも対応できる。本試験では、契約電力に応じた受電方式の違いと単相3線式の仕組みを理解しておきたい。