【問174】管理業務主任者 練習問題|中央式給湯とレジオネラ対策
建築設備 問14/25難易度C(難しい)
問題文
中央式給湯方式を採用している甲マンションの管理組合が、レジオネラ属菌の対策について管理業者Bの担当者に確認した。給湯設備に関する担当者の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.給湯方式には、各住戸に設置した給湯器で個別に湯を作る中央式と、建物内の熱源機でまとめて湯を作り共用の配管で各住戸に供給する局所式があると説明した。
- 2.レジオネラ属菌は人の体温に近い温度帯で増殖しやすいため、貯湯槽や配管の湯温を高めに保ち、湯を長時間停滞させないことが対策として重要であると説明した。
- 3.レジオネラ属菌は高温になるほど活発に増殖する性質を持つため、対策としては給湯温度をできる限り低く設定したうえで、配管内に湯を長時間滞留させておくことが最も有効であると説明した。
- 4.中央式給湯方式はレジオネラ属菌が発生するおそれがないため、各住戸ごとに給湯器を設置する局所式のみでレジオネラ対策を検討すればよいと説明した。
解説
正解は2。給湯方式には、建物内に設けた熱源機(ボイラー等)でまとめて湯を作り、共用の配管を通じて各住戸に供給する中央式と、各住戸に設置した給湯器でそれぞれ個別に湯を作る局所式がある。レジオネラ属菌は人の体温に近い温度帯で増殖しやすく、配管内や貯湯槽内で湯が長時間停滞すると増殖のおそれが高まる。そのため、貯湯槽や循環配管の湯温を高めに保つとともに末端の給湯栓でも一定以上の温度を確保し、使用されない系統に湯が長時間滞留しないようにすることが対策として重要である。1は誤り。中央式と局所式の説明が逆であり、各住戸で個別に湯を作るのが局所式、建物でまとめて作るのが中央式である。3は誤り。レジオネラ属菌は高温では増殖しにくくなる性質を持ち、低温での長時間滞留がむしろ増殖を助長する。4は誤り。中央式は共用の貯湯槽や配管を経由するためレジオネラ対策が特に重要とされる方式であり、局所式に限った検討で足りるものではない。本試験では、中央式と局所式の違いとレジオネラ対策の基本的な考え方を押さえておきたい。