【問172】管理業務主任者 練習問題|排水立て管の管径と掃除口
建築設備 問12/25難易度C(難しい)
問題文
排水立て管の管径の決め方および掃除口の設置に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.排水立て管の管径は、上層階では接続する器具が少なく排水負荷が小さいため細い管径とし、下層階に向かうにつれて負荷の増加に応じて順次太い管径に変えていくのが原則である。
- 2.掃除口は排水管の清掃や点検のために設けるものであるが、いったん配管を仕上げてしまうと内部の状況を外部から確認する手段が一切なくなるため、掃除口を設けても清掃の効果を確認することは実際にはできないとされている。
- 3.排水立て管は、建物の最上階から最下階まで排水の負荷にかかわらず一律に最小径の管を使用することが、工事費を抑える観点から推奨されている。
- 4.排水立て管の管径は、最下部の最大排水負荷に応じて決めた管径を最上部から最下部まで縮小せずに用いることとされ、掃除口は清掃や点検がしやすい要所ごとに設ける。
解説
正解は4。排水立て管は、下層階に向かうほど接続される器具からの排水が合流して負荷が大きくなることから、最下部における最大排水負荷に応じて必要な管径を算定し、その管径を原則として最上部から最下部まで縮小することなく同一径で使用する。管の途中で径を細くすると、その部分で排水の流れが阻害され、詰まりや溢水の原因となるためである。掃除口は、排水管内部の清掃や点検を行いやすくするため、配管の方向が変わる箇所や合流箇所、一定の間隔ごとなど要所に設けられる。1は誤り。排水立て管は下層階に向かうにつれて負荷が増えるが、管径は最下部の負荷に応じたものを上部から一律に用いるのが原則であり、階ごとに順次太くしていくものではない。2は誤り。掃除口は蓋を開けて内部を確認したり洗浄用具を挿入したりできる構造になっており、清掃の効果を確認する手段として機能する。3は誤り。管径を一律に最小径とすると下層階で排水負荷に対応できず、詰まりや溢水のおそれがある。本試験では、立て管の管径を決める考え方と掃除口の設置目的を理解しておきたい。