【問171】管理業務主任者 練習問題|排水横管の勾配と高圧洗浄
建築設備 問11/25難易度B(標準)
問題文
排水横管の勾配および排水管の清掃方法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.排水横管の勾配は管径が太くなるほど大きくする必要があり、管径の大きい排水管ほど緩やかな勾配では汚水を流すことができないとされている。
- 2.排水横管には自然流下に適した勾配が必要で、管径が太くなるほど必要な勾配は緩やかでよいとされ、維持管理では高圧洗浄で管内の汚れを除去する清掃が行われる。
- 3.排水横管は勾配を設けずに水平に配管しても、管内の流速さえ確保できれば汚水を自然流下させることができるため、勾配は特に必要とされていない。
- 4.排水管の高圧洗浄は排水管の交換工事に代わるものであり、これを定期的に実施していれば、経年劣化した配管であっても更新工事は将来にわたって一切不要になるとされている。
解説
正解は2。排水横管は汚水を自然流下させるため適切な勾配を設ける必要があり、一般に管径が太くなるほど必要な最小勾配は緩やかでよいとされる。勾配が緩すぎると汚物や汚れが管内に沈殿し詰まりの原因となり、急すぎると水だけが先に流れて固形物が管内に取り残される問題が生じることもある。日常の維持管理としては、専門業者が高圧の水を噴射するホースを排水管内に挿入して、管壁に付着した汚れや油脂分、スケールなどを除去する高圧洗浄が広く行われている。1は誤り。管径が太くなるほど必要な勾配は緩やかでよく、大きくする必要があるという説明は逆である。3は誤り。排水横管には自然流下のための勾配が不可欠であり、水平配管では汚水を適切に流すことができない。4は誤り。高圧洗浄は管内の汚れを除去する維持管理の手法であり、経年劣化した配管そのものの更新工事に代わるものではない。本試験では、勾配と管径の関係および高圧洗浄の位置づけを押さえておきたい。