【問170】管理業務主任者 練習問題|通気管の役割と伸頂通気・ループ通気
建築設備 問10/25難易度B(標準)
問題文
マンションの排水設備に設ける通気管の役割と種類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.通気管は、排水管内の圧力変動を緩和して排水トラップの封水を保護する役割を持ち、方式には最上部の立て管を延長する伸頂通気方式やループ通気方式などがある。
- 2.通気管の役割は排水管内の空気を遮断して密閉状態を保つことにあり、大気に開放する部分を設けないことで排水トラップの封水を保護している。
- 3.伸頂通気方式は、排水横枝管ごとに個別の通気管を設けて器具トラップと直接大気を接続する方式であり、ループ通気方式に比べて多くの配管スペースや資材を必要とするとされている。
- 4.通気管は排水管内の臭気を室内に取り込んで換気を促進するための設備であり、排水トラップの封水を保護する機能とは直接関係がないとされている。
解説
正解は1。通気管は、排水の流れに伴って生じる排水管内の圧力変動を緩和し、排水トラップの封水がサイホン作用や背圧で破封するのを防ぐとともに、排水の流れを円滑にし、排水管内にたまる臭気やガスを大気に排出する役割を持つ。通気方式には、最上部の排水立て管をそのまま延長して屋上などで大気に開放する伸頂通気方式、複数の器具の排水横枝管の最上流のトラップより下流側に通気管を接続し、その通気管を通気立て管に接続することで複数のトラップの封水をまとめて保護するループ通気方式のほか、器具ごとに個別の通気管を設ける各個通気方式などがある。2は誤り。通気管は大気に開放することで管内の圧力変動を緩和するものであり、密閉することが役割ではない。3は誤り。器具ごとに個別の通気管を設けるのは各個通気方式の説明であり、伸頂通気方式は最上部の立て管を延長する方式である。4は誤り。通気管は臭気を室内に取り込むためのものではなく、屋外など大気に開放して排出するためのものである。本試験では、伸頂通気とループ通気の違いを区別して覚えておきたい。