【問169】管理業務主任者 練習問題|二重トラップの禁止
建築設備 問9/25難易度A(易しい)
問題文
排水設備における二重トラップの禁止に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.二重トラップとは、一つの器具に封水深の異なる二つのトラップを並列に取り付けることをいい、封水切れを防止できることから排水設備の基準として推奨されている。
- 2.一つの排水系統に二つ以上のトラップを直列に設ける二重トラップは、トラップとトラップの間の空気の流通がかえって良くなり排水の流れが円滑になるため、封水切れの防止にも効果的であるとされている。
- 3.一つの排水系統に二つ以上のトラップを直列に設ける二重トラップは、トラップの間の空気が密閉されて排水の流れを妨げ、封水の破封を招くおそれがあることから設けてはならないとされている。
- 4.二重トラップの禁止は台所の排水系統にのみ適用される規制であり、洗面所や浴室などその他の器具の排水系統には適用されないとされている。
解説
正解は3。一つの排水系統に器具トラップと他のトラップを直列に二つ以上設置することを二重トラップといい、二つのトラップの間の空気が密閉された状態になって排気ができず、排水の流れが阻害されるほか、封水の破封を招くおそれがあることから、排水設備の基準として設けることが禁止されている。1は誤り。二重トラップは直列に設けるものであり、並列に取り付けることを指すものではなく、封水切れの防止に有効なものでもない。2は誤り。二重トラップはトラップ間の空気の流通を悪化させ、排水の流れを円滑にするどころか阻害する原因となる。4は誤り。二重トラップの禁止は特定の器具に限られた規制ではなく、台所・洗面所・浴室など排水設備全般に共通する基本的な考え方である。本試験では、二重トラップがなぜ排水に悪影響を及ぼすのか、その仕組みを理解しておくことが重要である。