【問165】管理業務主任者 練習問題|給水管の材質と更生工法・更新工法
建築設備 問5/25難易度B(標準)
問題文
マンションの給水管の材質および劣化した配管への対応に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.亜鉛めっき鋼管は内面が亜鉛で保護されているため長期間使用しても錆が生じにくく、赤水の原因となることはほとんどないので、現在も新築マンションの給水管として最も広く採用されている材料である。
- 2.硬質塩化ビニルライニング鋼管は、管の内面が樹脂で覆われているため継手部分を含めて腐食のおそれが全くなく、管端防食継手などの腐食対策を講じる必要はないとされている。
- 3.給水管の更新工法とは、既存の配管を残したまま管内の錆を除去して樹脂を塗布する工法であり、配管を新しいものに取り替える更生工法よりも工事費が安く耐用年数も長い。
- 4.給水管の更生工法は、既存の配管を残したまま管内の錆を除去し樹脂を塗布して延命を図るもので、配管を取り替える更新工法より費用や工期を抑えられるが、管の肉厚が残っていることなどの適用条件がある。
解説
正解は4。更生工法(ライニング工法)は、既存の給水管を撤去せず、管内の錆を研磨材などで除去したうえでエポキシ樹脂などを塗布して内面を保護し、配管の延命を図る工法である。配管の取替えを行う更新工法に比べて費用や工期を抑えられ、住戸内の壁や床を壊す範囲も少ないが、管の肉厚が十分残っていることなど適用に条件があり、耐用年数も更新工法より短いのが一般的である。1は誤り。亜鉛めっき鋼管は、亜鉛が溶出した後に内面の鉄が錆びて赤水や管の閉塞を引き起こすことから、現在は給水管として使用されていない。2は誤り。硬質塩化ビニルライニング鋼管は管の内面は樹脂で保護されるが、ねじ切りした管端や継手部分で鉄が露出して腐食しやすく、管端防食継手などの対策が必要である。3は誤り。更生工法と更新工法の説明が逆であり、配管を取り替えるのが更新工法である。本試験では、赤水の原因となる材質と、更生・更新という二つの工法の内容の違いを対比して押さえておきたい。