【問163】管理業務主任者 練習問題|受水槽と高置水槽の容量の考え方
建築設備 問3/25難易度A(易しい)
問題文
マンションの受水槽および高置水槽の容量の決め方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.受水槽の有効容量は建物全体の1日当たりの使用水量の2分の1程度、高置水槽の有効容量は1日当たりの使用水量の10分の1程度を目安として決めるのが一般的である。
- 2.受水槽の有効容量は断水に備えて大きいほど望ましく、建物全体の1日当たりの使用水量の2日分以上を確保しておくと、水質の面でも残留塩素が保たれやすく衛生的である。
- 3.受水槽の有効容量は1日当たりの使用水量の10分の1程度で足り、高置水槽の有効容量は1日当たりの使用水量の2分の1程度と受水槽より大きくするのが一般的である。
- 4.受水槽の容量は居住人数に関係なく住戸数だけで決まるものであり、1日当たりの使用水量を算定する際に1人1日当たりの使用水量を用いる必要はないとされている。
解説
正解は1。受水槽の有効容量は、大きすぎると水の滞留時間が長くなって残留塩素が減少し水質が劣化しやすく、小さすぎると断水時などの対応力が低下することから、建物全体の1日当たりの使用水量の2分の1程度を目安とするのが一般的である。高置水槽は揚水ポンプで随時補給されるため、1日当たりの使用水量の10分の1程度が目安とされる。1日当たりの使用水量は、1人1日当たりの使用水量に居住人数を乗じるなどして算定する。2は誤り。容量を過大にすると滞留時間が長くなり、残留塩素の減少や水質劣化を招くため、断水対策として大きくすればよいというものではない。3は誤り。受水槽と高置水槽の目安が逆であり、高置水槽の方が小さい。4は誤り。使用水量は居住人数に基づいて算定するものであり、住戸数だけで機械的に決まるものではない。本試験では、2分の1と10分の1という目安と、過大な容量が水質劣化につながる理由が問われる。