【問162】管理業務主任者 練習問題|受水槽の設置基準と保守点検スペース
建築設備 問2/25難易度B(標準)
問題文
甲マンションの管理組合が受水槽の更新工事を計画し、理事会で管理業者Bの担当者に受水槽の設置基準を質問した。担当者の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.受水槽は建物の地下ピットに設置するのが最も衛生的であるため、建物の躯体であるコンクリートの床や壁をそのまま水槽の底や周壁として兼用し、防水を施して一体に築造するのが望ましいと説明した。
- 2.受水槽の点検は上部と側面から行えば足りるので、底面は床に直接据え付けて構わず、周囲の壁との間隔も人が通れる程度に30cm程度あれば十分であると説明した。
- 3.受水槽のオーバーフロー管と水抜き管は、あふれた水を速やかに処理するため排水管に直接接続するのが原則であり、管の末端に防虫網を付ける必要はないと説明した。
- 4.受水槽は天井・底・周壁の6面すべてを外部から点検できるように設置し、周壁と底は60cm以上、天井の上部は100cm以上の空間を確保するとともに、内部点検用のマンホールを設けると説明した。
解説
正解は4。建築基準法に基づく給水タンク等の構造基準(昭和50年建設省告示)では、飲料水の受水槽は外部から天井・底・周壁の保守点検を容易かつ安全に行えるように設置することとされ、いわゆる6面点検のため周壁および底面については60cm以上、天井の上部については100cm以上の空間を確保する。また、内部の保守点検のために直径60cm以上の円が内接できるマンホールを設け、ほこりや雨水が入らないように立ち上がりを付けて密閉する。1は誤り。受水槽の天井・底・周壁は建物の躯体と兼用してはならず、躯体から独立した水槽として設置する。2は誤り。底面も点検の対象であり、床に直接据え付けることは認められない。3は誤り。オーバーフロー管や水抜き管は汚水の逆流を防ぐため排水管に直接接続せず、排水口空間を確保した間接排水とし、管の末端には防虫網を設ける。本試験では、6面点検の離隔寸法とマンホール、間接排水の3点が繰り返し問われる。