【問161】管理業務主任者 練習問題|給水方式の種類と特徴
建築設備 問1/25難易度A(易しい)
問題文
マンションの給水方式の種類とその特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.水道直結直圧方式は、水道本管の圧力をそのまま利用して各住戸に給水する方式であるため、受水槽や高置水槽を設けずに高層マンションの最上階まで安定した給水ができる点に大きな特徴がある。
- 2.直結増圧方式は、受水槽を経由せずに増圧ポンプで水道本管の水を直接各住戸へ送る方式で、水質劣化のおそれが少なく省スペースであるが、停電でポンプが停止すると上層階への給水に支障が生じる。
- 3.高置水槽方式は、受水槽の水を揚水ポンプで屋上の高置水槽に汲み上げて重力で給水する方式であり、停電が発生すると揚水ポンプだけでなく各住戸への給水も直ちに全面的に停止してしまう。
- 4.圧力タンク方式は、受水槽の水をポンプで加圧して圧力タンクに蓄えてから給水する方式であるが、屋上に高置水槽を併せて設置しなければ各住戸の給水圧力を確保することができない。
解説
正解は2。直結増圧方式は、水道本管から引き込んだ水を受水槽に貯めることなく増圧給水ポンプで各住戸へ直接送る方式で、水槽内で水が滞留しないため水質劣化のおそれが少なく、受水槽や高置水槽の設置スペースも清掃費用も不要である。反面、停電でポンプが停止すると、本管の圧力だけで給水できる低層階を除き上層階への給水に支障が生じ、また本管への逆流を防ぐ逆流防止装置が必要となる。1は誤り。水道直結直圧方式は本管の圧力だけで給水するため、給水できる高さは低層の建物に限られ、高層マンションには適さない。3は誤り。高置水槽方式は停電で揚水ポンプが止まっても、高置水槽に残っている水を重力で給水できるため、一定時間は各住戸への給水が継続する。4は誤り。圧力タンク方式は受水槽の水をポンプで圧力タンクに送り、タンク内の空気の圧力で給水する方式であり、高置水槽を必要としない点が特徴である。本試験では、各方式の受水槽・高置水槽の要否と、停電や断水の際に給水が継続するかどうかを対比して押さえておきたい。