【問143】管理業務主任者 練習問題|ラーメン構造と壁式構造
建物の構造と維持保全 問3/20難易度A(易しい)
問題文
鉄筋コンクリート造のマンションに用いられるラーメン構造と壁式構造の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.ラーメン構造は柱と梁を剛接合した骨組みで建物を支えるため壁の配置の自由度が高く、壁式構造は耐力壁と床版で支えるため室内に柱型や梁型が出にくい。
- 2.壁式構造は柱と梁のみで荷重を支える構造であるため、住戸内の耐力壁を撤去して間取りを変更しても建物の構造耐力には影響せず、リフォームの際に自由に撤去することができる。
- 3.ラーメン構造は壁の量によって耐震性を確保する構造であるため、専有部分内の間仕切り壁はすべて構造上主要な部分に当たり、撤去することができない。
- 4.壁式構造は超高層マンションに広く採用されている構造形式であり、ラーメン構造は階数や高さが制限されるため、低層の建物に限って用いられている。
解説
正解は1。ラーメン構造は、柱と梁を剛に接合した骨組み(ラーメン)で鉛直荷重や地震力を負担する形式で、構造上壁に頼らないため開口部や間取りの自由度が高く、中高層の建物に広く用いられる。反面、室内に柱型・梁型が出やすい。壁式構造は、柱や梁を設けず耐力壁と床版(スラブ)で荷重を支える形式で、室内がすっきりし耐震性にも優れるが、耐力壁の位置や開口部の大きさが制限されるため間取り変更が難しく、壁式鉄筋コンクリート造は原則として地上5階以下・軒の高さ20m以下の低層建物に用いられる。2は誤り。壁式構造の耐力壁は構造上主要な部分であり、撤去すると構造耐力に重大な影響を及ぼす。3は誤り。ラーメン構造は骨組みで耐力を確保するため、構造に関与しない間仕切り壁は撤去できる場合が多い。4は誤り。壁式構造が低層向けで、ラーメン構造が中高層に適するという関係が逆になっている。本試験では、両構造で耐力を負担する部材の違いと、間取り変更の可否が問われる。