【問116】管理業務主任者 練習問題|貸借対照表の構成(資産・負債・正味財産)
管理組合の会計と仕訳 問16/20難易度B(標準)
問題文
管理組合の貸借対照表(資産の部・負債の部・正味財産の部)の構成、および貸借対照表と収支報告書との関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.未収金や前払金は資産の部に、未払金・前受金・預り金は負債の部に計上され、資産の合計額から負債の合計額を差し引いた額が正味財産として表示される。
- 2.前受金は翌期の収入となることが確定している金銭であるから資産の部に計上し、未収金は入金されるかどうかが確定していないため、実際に入金があるまでは貸借対照表に計上しない。
- 3.貸借対照表の正味財産の額は、当期の収入合計から支出合計を差し引いた当期収支差額と一致するものであり、前期以前から繰り越された収支差額はこれに含まれない。
- 4.貸借対照表は当期の収入と支出の内訳を明らかにする計算書であり、期末時点における現金預金や未収金などの資産・負債の残高は、収支報告書の末尾に表示される。
解説
正解は1。貸借対照表は、会計年度末時点における管理組合の財政状態を、資産の部・負債の部・正味財産の部に区分して表示する計算書である。資産の部には現金預金のほか、未収金(発生済み・未入金の収入)や前払金(支払済み・未発生の支出)が、負債の部には未払金(発生済み・未支払の支出)、前受金(受領済み・未発生の収入)、預り金(返還すべき金銭)などが計上される。資産合計から負債合計を差し引いた額が正味財産であり、管理組合会計では前期繰越収支差額に当期収支差額を加えた次期繰越収支差額として表示されるのが通例で、この額は収支報告書の次期繰越収支差額と一致する。2は誤り。前受金は将来収入に振り替わるまでの負債であり、未収金は発生主義により資産として計上する。3は誤り。正味財産は前期以前からの繰越額を含む次期繰越収支差額に対応する。4は誤り。収入・支出の内訳を示すのは収支報告書であり、期末の資産・負債の残高を示すのが貸借対照表である。本試験では、各経過勘定が資産と負債のどちらに属するか、および正味財産と次期繰越収支差額の一致が繰り返し問われる。