【問115】管理業務主任者 練習問題|収支報告書の構成と当期収支差額
管理組合の会計と仕訳 問15/20難易度B(標準)
問題文
管理組合の収支報告書の構成(収入の部・支出の部・当期収支差額・前期繰越収支差額・次期繰越収支差額)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.収支報告書の収入の部には、当期中に実際に入金された管理費のみを計上し、期末時点で未収となっている管理費は、入金があった期の収入として計上する。
- 2.収支報告書の次期繰越収支差額は、当期の収入合計から支出合計を差し引いた当期収支差額そのものであり、前期繰越収支差額を加算することはない。
- 3.収支報告書は、当期の収入合計から支出合計を差し引いて当期収支差額を算出し、これに前期繰越収支差額を加えた額を次期繰越収支差額として表示する。
- 4.収支報告書の支出の部には、当期に発生した支出のほか、期末に残高のある未払金や前払金などの負債・資産の額もあわせて表示し、期末の財政状態を明らかにする。
解説
正解は3。収支報告書は、一会計年度における収入と支出の状況を、収入の部と支出の部に区分して表示する計算書である。収入の部には管理費収入・駐車場使用料収入・受取利息など当期に発生した収入を、支出の部には管理委託費・水道光熱費・修繕費・保険料など当期に発生した支出を計上し、収入合計から支出合計を差し引いた額が当期収支差額となる。これに前期から繰り越された前期繰越収支差額を加えた額が次期繰越収支差額であり、翌期の収支報告書の前期繰越収支差額として引き継がれる。1は誤り。管理組合会計は発生主義によるため、未収の管理費も当期の収入に計上し、未収金は貸借対照表に表示する。2は誤り。次期繰越収支差額は当期収支差額に前期繰越収支差額を加えた額である。4は誤り。未払金や前払金の残高は貸借対照表に表示するものであり、収支報告書の支出の部に表示するのは当期に発生した支出である。本試験では、「当期収支差額+前期繰越収支差額=次期繰越収支差額」の関係と、発生主義により未収・未払も収支に含まれる点が問われる。