【問107】管理業務主任者 練習問題|前期未収管理費の翌期回収時の仕訳
管理組合の会計と仕訳 問7/20難易度A(易しい)
問題文
甲マンション管理組合(会計年度は4月1日から翌年3月31日まで)では、令和8年3月分の管理費のうち区分所有者Aの負担分80,000円が3月末時点で未収金として計上されていた。この80,000円が令和8年4月15日に入金された場合の4月の仕訳として最も適切なものはどれか。
- 1.(借方)現金預金 80,000 /(貸方)管理費収入 80,000
- 2.(借方)未収金 80,000 /(貸方)現金預金 80,000
- 3.(借方)現金預金 80,000 /(貸方)前受金 80,000
- 4.(借方)現金預金 80,000 /(貸方)未収金 80,000
解説
正解は4。3月分の管理費80,000円は、発生主義により前期(令和8年3月)の収入としてすでに計上され、未入金分は未収金(資産)として翌期に繰り越されている。翌期に入金があったときは、現金預金という資産が増加すると同時に、未収金という資産が消滅するだけであり、収入が新たに発生するわけではない。したがって借方に現金預金80,000円、貸方に未収金80,000円を記入する。1は誤り。入金時に管理費収入を計上すると、前期と当期とで同じ管理費を二重に収入計上することになる。2は誤り。借方と貸方が逆であり、未収金が増加して現金預金が減少する仕訳になってしまう。3は誤り。前受金は翌月分以降の収入を先に受け取った場合の負債の科目であり、前期に発生済みの管理費の回収には用いない。本試験では、未収金の回収は「資産と資産の交換」であって収支報告書には影響しないという点を、貸借対照表と収支報告書の関係とあわせて理解しておきたい。