【問118】ITパスポート 練習問題|相関と因果の違い
基礎理論とアルゴリズム 問8/20難易度B(標準)
問題文
ある地域でアイスクリームの売上高と熱中症の搬送者数を調べたところ、両者の間に強い正の相関が見られた。この結果の解釈として最も適切なものはどれか。
- 1.アイスクリームの売上高を減らせば、熱中症の搬送者数も減らせると結論づけられる
- 2.相関係数の値が正であることから、売上高が搬送者数を生む原因だと証明された
- 3.二つの値に相関が認められた場合、そこには因果関係も成り立っているといえる
- 4.気温という別の要因が両方を押し上げている可能性があり、因果関係があるとは限らない
解説
正解は4。この例では気温という別の要因が、アイスクリームの売上高と熱中症の搬送者数の両方を同時に押し上げていると考えられ、二つの間に直接の因果関係があるとは限らない。このような見かけ上の関係を擬似相関という。1は誤り。売上高を減らしても気温は下がらないため搬送者数は減らない。2は誤り。相関係数が正であることは一緒に増減する傾向を示すだけで、原因と結果の関係を証明するものではない。3は誤り。相関が認められても因果関係が成り立つとは限らない。相関係数はマイナス1から1までの値をとり、絶対値が1に近いほど関係が強く、0に近いほど関係が弱いことを表す。