【問109】ITパスポート 練習問題|内部統制における職務分掌と相互けん制
サービスマネジメントとシステム監査 問13/14難易度B(標準)
問題文
商品の発注、検収、支払の全てを一人の担当者が行っている状態を改善するために、内部統制の観点から取るべき対策はどれか。
- 1.担当者ごとの作業量を平準化するため、繁忙期に合わせて要員の配置を見直す。
- 2.作業手順を文書化し、担当者が交代しても同じ手順で処理できるようにする。
- 3.処理件数の実績を毎月集計し、前年の同じ月と比較して経営者へ報告する。
- 4.発注と検収と支払をそれぞれ別の担当者に分け、一人で完結しないようにする。
解説
正解は4。一連の業務を一人が最初から最後まで担当していると、誤りが見過ごされたり、架空の発注と支払を組み合わせるような不正が行われたりしても、他の誰も気付けない。そこで内部統制では、発注、検収、支払のように互いを確かめ合える工程を別々の担当者に割り当てる職務分掌を行い、一方の作業が他方の点検になるという相互けん制が働く仕組みをつくる。1は誤り。要員配置の見直しは負荷の調整であり、誤りや不正を発見する仕組みにはならない。2は誤り。手順の文書化は業務の標準化と品質の安定に役立つが、一人で完結できてしまう状態そのものは変わらない。3は誤り。実績の集計と報告は業績の把握が目的で、工程を分けることによる点検とは狙いが異なる。一人に権限と作業を集中させないという考え方は、ITパスポートで繰り返し問われる。