【問106】ITパスポート 練習問題|システム監査の目的と監査人の要件
サービスマネジメントとシステム監査 問10/14難易度A(易しい)
問題文
システム監査を実施する目的と、システム監査人に求められる立場に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.監査の客観性を高めるため、監査人は監査対象の部門に所属し、日常の運用作業も分担して行う。
- 2.情報システムを対象に、独立した立場の監査人が点検・評価し、改善に向けた助言や勧告を行う。
- 3.監査人は発見した不備を自ら修正する責任を負い、改善作業の実施までを担当する。
- 4.システム監査は法令によって全ての企業に義務付けられており、実施しない場合は罰則が科される。
解説
正解は2。システム監査は、情報システムが有効かつ効率的に、また安全に、法令や社内規程に従って運用されているかどうかを、監査対象から独立した立場のシステム監査人が点検・評価し、問題点や改善すべき事項を経営者へ助言・勧告する仕組みである。監査人には、監査対象の部門や業務に利害関係をもたないという外観上の独立性と、偏りのない公正な判断を保つ精神上の独立性が求められる。1は誤り。監査対象の部門に所属して運用作業を分担すると、自分の仕事を自分で評価することになり独立性が損なわれる。3は誤り。改善策を実施する責任は被監査部門にあり、監査人が自ら修正すると次の監査で自分の作業を評価することになってしまう。4は誤り。システム監査は経営に役立てるための仕組みであり、全ての企業に一律の法的義務や罰則が課されているわけではない。助言はするが実施はしない、という線引きが要点である。