【問104】ITパスポート 練習問題|エスカレーションの目的
サービスマネジメントとシステム監査 問8/14難易度B(標準)
問題文
サービスデスクの担当者が自力では解決できない問合せを受けた際に行うエスカレーションの説明として、適切なものはどれか。
- 1.解決できない問合せは受け付けなかったことにし、利用者に改めて連絡するよう依頼する。
- 2.問合せの内容を利用者自身に調べさせ、解決策が判明してから対応の記録を作成する。
- 3.対応が難しい案件を、より専門的な知識をもつ上位の担当者や別の部門へ引き継ぐ。
- 4.問合せの受付件数を集計し、対応に要した平均時間を月次で経営者へ報告する。
解説
正解は3。エスカレーションは、一次受付の担当者だけでは解決できない問合せや障害を、より高度な知識や権限をもつ担当者や部門へ引き継ぐことをいう。技術的に難しい案件を専門技術者へ回す機能的エスカレーションと、影響が大きく判断や権限が必要な案件を管理者や責任者へ引き上げる階層的エスカレーションがある。どのような場合に、誰へ、どの時間内に引き継ぐかをあらかじめ定めておくことで、対応の遅れや案件の放置を防げる。1は誤り。受付をなかったことにすると記録が残らず、利用者にも不利益が生じる。2は誤り。調査を利用者に任せるのは窓口としての責任を果たしていない。4は誤り。件数や平均対応時間の集計はサービスの実績報告であり、個々の案件を引き継ぐエスカレーションとは目的が異なる。引継ぎの基準を事前に決めておく点が要点である。