【問102】ITパスポート 練習問題|可用性管理とキャパシティ管理
サービスマネジメントとシステム監査 問6/14難易度B(標準)
問題文
セール期間中の応答の遅れと機器故障による停止の両方に備えたい通信販売サイトにおいて、可用性管理とキャパシティ管理の説明として適切なものはどれか。
- 1.利用者数の増加に合わせて処理能力を増強する活動を可用性管理と呼び、機器の二重化は含めない。
- 2.サービスの停止を防ぐ活動が可用性管理、必要な処理能力を確保する活動がキャパシティ管理である。
- 3.キャパシティ管理は障害発生時の復旧手順を定める活動であり、利用量の増減は検討の対象にしない。
- 4.可用性管理とキャパシティ管理は運用開始前の設計段階だけで行い、稼働開始後は実施しない。
解説
正解は2。可用性管理は、合意した時間帯にサービスを利用できる状態を保つための活動で、機器やネットワークの二重化(冗長化)、予備電源の確保、保守契約の見直しなどによって停止している時間を短くする。キャパシティ管理は、現在と将来の利用量を予測し、処理能力、回線の帯域、記憶容量が不足しないように増強や配分を計画する活動である。設問の例では、セール時の応答の遅れはキャパシティ管理、機器故障による停止は可用性管理の課題として扱う。1は誤り。処理能力の増強はキャパシティ管理であり、二重化はむしろ可用性管理の代表的な手段である。3は誤り。障害時の復旧手順を定めるのはインシデント管理などの役割で、キャパシティ管理は利用量の予測と能力の確保を中心とする。4は誤り。どちらも稼働開始後に実績を測定して見直しを続ける活動である。止めない工夫か、足りなくさせない工夫かで見分けるとよい。