【問95】ITパスポート 練習問題|ステークホルダマネジメント
プロジェクトマネジメント 問13/14難易度B(標準)
問題文
社内の基幹システム刷新プロジェクトで、稼働後に業務手順が変わる利用部門が計画段階で意見を求められておらず、受入テストの直前になって強い反発が生じた。この事態を防ぐために計画段階で行っておくべきであったことはどれか。
- 1.開発チームの要員数を増やし、設計工程に充てる期間を短縮しておく
- 2.受入テストの実施時期を後ろへずらし、不具合修正のための期間を長く確保しておく
- 3.生じた反発の原因を記録に残し、次の案件に生かす教訓として蓄積しておく
- 4.影響を受ける関係者を洗い出し、関心と影響度に応じた関与の方法を決めておく
解説
正解は4。ステークホルダマネジメントでは、計画の段階でプロジェクトの影響を受ける人や組織を漏れなく洗い出し、それぞれの関心事と影響力の大きさを整理したうえで、報告の頻度や参画してもらう場といった関与の方法を決めておく。利用部門のように稼働後の業務が変わる関係者を早期に巻き込めば、要求の食い違いを早い段階で解消でき、終盤の反発や大きな手戻りを防げる。1は要員追加による日程短縮、2はテスト期間の確保であり、合意形成が欠けていたという原因には対処できない。3は事後の振り返りとしては有効だが、進行中のプロジェクトを救う手立てにはならない。関係者の特定と巻き込みは立ち上げから計画の段階で行う活動である点が要点になる。