【問87】ITパスポート 練習問題|要望追加による範囲の拡大
プロジェクトマネジメント 問5/14難易度B(標準)
問題文
開発中の業務システムについて、利用部門からの小さな追加要望を担当者がその都度受け入れた結果、当初決めた範囲を超えて作業量が膨らみ、納期と費用が圧迫された。この状況を表す用語はどれか。
- 1.クラッシング
- 2.スコープクリープ
- 3.ファストトラッキング
- 4.コンティンジェンシープラン
解説
正解は2。スコープクリープは、正式な変更管理の手続を経ないまま小さな追加要望が次々に取り込まれ、プロジェクトの範囲がなし崩しに広がってしまう現象である。一つ一つの要望は小さくても積み重なると工数が膨らみ、納期の超過や予算の超過につながる。防ぐには、変更要求を必ず記録して影響を見積もり、承認された変更だけを計画とWBSに反映する変更管理の仕組みを設けることが必要である。1は要員などを追加投入して作業期間を縮める手法、3は先行作業の完了を待たずに後続作業を並行させて期間を縮める手法であり、どちらも日程短縮の技法である。4はリスクが現実になった場合に備えてあらかじめ用意しておく対応計画であり、範囲が無秩序に広がる現象を指す用語ではない。