【問78】ITパスポート 練習問題|アジャイル開発の基本的な考え方
システム開発と開発管理技術 問8/12難易度A(易しい)
問題文
短い期間の反復を繰り返しながらソフトウェアを作り上げるアジャイル開発の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.開発の初期に全ての要求を文書で確定させ、以後は要求の変更を受け付けずに開発を進める。
- 2.設計、実装、テストの各工程を一度ずつ順に実施し、後戻りしないことを原則として進める。
- 3.短い反復ごとに動くソフトウェアを作り、利用者の要求の変化に柔軟に対応しながら進める。
- 4.利用者との対話よりも契約書や仕様書の記述を優先し、合意した文書の内容だけを実現する。
解説
正解は3。アジャイル開発は、数週間程度の短い反復を繰り返して動くソフトウェアを少しずつ完成させ、その都度利用者の意見を取り入れていく開発手法の総称である。要求は変化するものだという前提に立ち、変化への対応を価値とみなす点が特徴で、代表的な手法にXP(エクストリームプログラミング)やスクラムがある。1は誤り。要求を初期に固めて変更を認めないのは、アジャイル開発が避けようとしている進め方である。2は誤り。各工程を一度ずつ順に実施して後戻りしないのはウォータフォールモデルの説明である。4は誤り。アジャイル開発では文書よりも利用者との対話を重視し、必要な文書は作るものの、文書をそろえること自体を目的とはしない。反復、動くソフトウェア、変化への対応という三つの言葉で特徴を押さえておきたい。