【問69】ITパスポート 練習問題|ベンダの選定と契約
システム戦略とシステム企画 問19/20難易度C(難しい)
問題文
F社は提案依頼書を複数のベンダに送付し、3社から提案書と見積書を受け取った。ベンダの選定と契約の進め方として、最も適切なものはどれか。
- 1.評価項目と重み付けを提案依頼の時点で定め、複数人で採点して選ぶ。
- 2.評価項目は提案書を受け取った後に、各社の提案内容に合わせて決める。
- 3.契約書は交わさず、作業の範囲は打合せの議事録だけで合意しておく。
- 4.選定後に生じた要求の変更は、費用や納期を見直さずに反映してもらう。
解説
正解は1。ベンダ選定では、機能の充足度、実現方式の妥当性、費用、納期、開発体制、実績、保守の内容といった評価項目と、それぞれの重み付けをあらかじめ決めておき、複数の担当者が同じ基準で採点して比較する。基準を先に公開しておけば各社が同じ土俵で提案でき、選定理由を後から説明できるため、公正さと透明性が確保できる。2は誤り。提案を見てから基準を決めると、特定の1社に有利な項目を後付けする形になりかねず、公正な比較にならない。3は誤り。作業範囲、成果物、納期、検収の条件、費用は契約書として明確にすべきであり、議事録だけの合意では認識の相違が生じたときに解決できない。4は誤り。要求の変更は作業量に影響するため、費用や納期への影響を評価したうえで合意し直す必要がある。ITパスポートでは、基準を先に決めて記録を残すという調達の基本姿勢が問われる。