【問62】ITパスポート 練習問題|仮想化とコンテナ
システム戦略とシステム企画 問12/20難易度B(標準)
問題文
1台の物理サーバ上で複数のシステムを動かす仮想化の技術のうち、コンテナ型仮想化の特徴として最も適切なものはどれか。
- 1.物理サーバ1台につき一つのシステムしか動かせない点が特徴である。
- 2.システムごとに個別のOSを起動するため、必要な資源が大きくなる。
- 3.OSの機能を共有するため軽量で、起動が速く配布もしやすい。
- 4.処理を複数の拠点に分散して同時に実行するための通信方式である。
解説
正解は3。コンテナ型仮想化は、土台となるOSの機能を複数の実行環境で共有しながら、アプリケーションと動作に必要なファイルをひとまとまりにして互いに隔離して動かす方式である。実行環境ごとにOSを立ち上げないため使用する資源が小さく、起動が速い。またコンテナをそのまま別の環境へ持ち込めるので、開発環境と本番環境の差異による不具合も起きにくい。1は誤り。仮想化は1台の物理サーバの資源を分割して複数のシステムを同時に動かす技術であり、説明が逆である。2は誤り。実行環境ごとに個別のOSを起動するのは仮想マシンを用いる方式で、コンテナと対比される。この方式はOSの種類を自由に選べる利点がある一方、資源の消費と起動時間の点でコンテナに劣る。4は誤り。処理を複数の拠点で分担する仕組みは分散処理の話であり、1台の中を分ける仮想化とは目的が異なる。ITパスポートでは、両方式の資源効率と独立性の違いを押さえたい。