【問58】ITパスポート 練習問題|SOAによるシステム構築
システム戦略とシステム企画 問8/20難易度C(難しい)
問題文
SOA(サービス指向アーキテクチャ)の考え方に基づいて情報システムを構築することの特徴として、最も適切なものはどれか。
- 1.利用部門ごとに専用のプログラムを個別開発し、機能の共有を避ける。
- 2.個々の機能を一つの実行単位にまとめ、分割せずに運用する。
- 3.ハードウェアの性能向上によって処理能力を高めることを主眼とする。
- 4.業務機能を部品化し、組合せを変えて新しい業務に対応させる。
解説
正解は4。SOA(サービス指向アーキテクチャ)は、受注登録や在庫照会といった業務上の機能を、独立して呼び出せるサービスという部品として実装し、それらを組み合わせて業務システムを構築する設計の考え方である。業務が変わったときには部品の組合せや呼び出す順序を変えるだけで対応できる場合が多く、変化への対応力が高まり、同じサービスを複数の業務で再利用できる。1は誤り。部門ごとに専用のプログラムを個別に作ると同じ処理が各所に散在し、再利用も改修も難しくなるため、SOAが避けようとしている状態にあたる。2は誤り。全機能を一体で作る構造では一部の変更が全体に影響しやすく、部品化を前提とするSOAの考え方とは相いれない。3は誤り。処理能力の増強は設備投資の話であり、システムの構造をどう設計するかというSOAの論点とは別である。ITパスポートでは、部品化と再利用によって変化に強くする狙いを押さえておきたい。