【問56】ITパスポート 練習問題|繰り返し作業の自動化
システム戦略とシステム企画 問6/20難易度A(易しい)
問題文
B社の経理部門では、複数の業務システムの画面から同じ数値を人手で表計算ソフトに書き写す作業が毎日発生しており、担当者の残業が慢性化している。この定型的な事務作業の負担を減らす手段として最も適切なものはどれか。
- 1.蓄積したデータを多角的に分析して意思決定を支援するBIツール
- 2.社内に散在する知識を体系的に整理して共有するナレッジマネジメント
- 3.画面操作を伴う定型事務をソフトウェアに代行させるRPA
- 4.基幹業務を一つのパッケージで統合的に管理するERP
解説
正解は3。RPA(ロボティックプロセスオートメーション)は、人がパソコン上で行うキーボード入力やマウス操作、画面からの値の読み取りといった手順をソフトウェアに覚えさせ、代わりに実行させる技術である。判断の余地が少なく手順が決まっている転記や集計のような作業に向き、既存のシステムを改修せずに導入できる点が特徴になる。1は誤り。BI(ビジネスインテリジェンス)ツールは蓄積されたデータを集計、分析して経営判断に役立てるもので、日々の転記作業そのものを代行するわけではない。2は誤り。ナレッジマネジメントは個人が持つ知識やノウハウを組織で共有して活用する経営手法であり、作業の自動化を目的としない。4は誤り。ERP(企業資源計画)は基幹業務を統合管理する考え方で、転記の解消につながる可能性はあるが、導入の規模も期間も大きく異なる。ITパスポートでは、作業の性質から適した手段を選ぶ視点が問われる。