【問48】ITパスポート 練習問題|RAGの導入目的
経営戦略とビジネスインダストリ 問23/25難易度C(難しい)
問題文
社内で生成AIを利用する際にRAG(検索拡張生成)を組み合わせる目的として、最も適切なものはどれか。
- 1.生成AIのモデルを一から開発し直し、自社専用の言語モデルを保有すること
- 2.生成AIに与える指示文を短くして、利用時に扱う処理量を減らすこと
- 3.社内の最新の資料を根拠として示させ、事実に基づかない回答を減らすこと
- 4.生成AIの回答が届くまでの時間を、通信回線の増強によって短縮すること
解説
正解は3。RAGは、利用者の質問に関連する文書を社内の文書データベースなどから検索し、その内容を参考情報として生成AIに一緒に渡したうえで回答を作らせる仕組みである。学習済みの知識だけに頼らず、手元にある最新かつ正式な資料を根拠にできるため、事実に基づかない内容をもっともらしく述べるハルシネーションを減らし、回答の出典も示しやすくなる。
1は誤り。モデルそのものを作り直すのではなく、既存の生成AIに外部の情報を補って使う方法である。2は誤り。参考にする文書を添えるので入力はむしろ増える傾向にあり、処理量の削減を狙うものではない。4は誤り。回答が返るまでの時間を短くする仕組みではなく、通信回線の増強とも関係がない。
生成AI本体に追加学習をさせるファインチューニングと、外部の情報を与えて補うRAGとの違いを整理しておくと使い分けを判断しやすい。