【問2】ITパスポート 練習問題|コーポレートガバナンスと内部統制
企業活動と法務 問2/25難易度B(標準)
問題文
コーポレートガバナンスと内部統制の関係についての記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.内部統制は経営者を外部から監視する仕組みであり、その整備と運用の責任は株主総会が負う。
- 2.コーポレートガバナンスは業務の効率化だけを目的としており、法令の遵守はその範囲に含まれない。
- 3.内部統制の目的は報告の信頼性の確保だけであり、業務の効率性や資産の保全は含まれない。
- 4.コーポレートガバナンスを実効あるものとするため、経営者が内部統制を整備し運用する。
解説
正解は4。コーポレートガバナンス(企業統治)は、企業が株主をはじめとするステークホルダーの利益を損なわずに健全な経営を行うよう、経営を監視し規律付ける仕組みである。これを実効あるものとするために、経営者が日々の業務の中に組み込む統制の仕組みが内部統制であり、その整備と運用の責任は経営者にある。1は誤り。内部統制を整備し運用するのは経営者であって、株主総会ではない。株主総会は経営を監視する側の仕組みであり、内部統制そのものの運用主体ではない。2は誤り。コーポレートガバナンスは効率化のためだけの仕組みではなく、不正の防止や法令遵守の確保も重要な目的である。3は誤り。内部統制の目的は、業務の有効性と効率性、報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守、資産の保全の四つであり、報告の信頼性だけではない。ITパスポートでは、監視する側の枠組みがコーポレートガバナンス、経営者が社内に築く仕組みが内部統制、という役割の違いを押さえておきたい。