【問57】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|内部不正と過失の区別
紙媒体と社員による脅威 問17/20難易度C(難しい)
問題文
情報漏えいにつながる次の事例のうち、内部の者が故意に行う「内部不正」に該当するものはどれか。
- 1.従業員が宛先を取り違え、顧客一覧のファイルを別の取引先へメールで送ってしまった
- 2.従業員が偽のログイン画面にだまされ、会社のIDとパスワードを入力してしまった
- 3.従業員が転職先で使う目的で、顧客一覧を私物のUSBメモリにコピーして持ち出した
- 4.従業員が会議室に資料を置き忘れ、別の来訪者がその資料を持ち帰ってしまった
解説
正解は3。内部不正は、従業員や元従業員、委託先の作業者など組織の内部の者が、故意に情報を持ち出したり漏らしたりする行為である。転職先で使うために顧客一覧を私物のUSBメモリへコピーして持ち出す行為は、故意の持出しであり、内部不正に当たる。1は誤り。宛先を取り違えたメールの誤送信は、悪意のない不注意による過失である。2は誤り。偽のログイン画面にだまされてIDとパスワードを入力するのは、外部の攻撃者によるフィッシングの被害である。4は誤り。会議室への資料の置き忘れは、悪意のない不注意による過失である。故意の不正には牽制と抑止、過失には教育や仕組みでの防止というように、原因によって対策を使い分けるのが基本である。