【問56】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|秘密保持の誓約書の役割
紙媒体と社員による脅威 問16/20難易度A(易しい)
問題文
従業員から秘密保持に関する誓約書を提出してもらう目的として、最も適切なものはどれか。
- 1.秘密を守る義務を本人に自覚させ、不正な持出しや漏えいの抑止につなげる
- 2.誓約書を取得すれば、アクセス制御や持出しの記録などの技術的な対策は不要になる
- 3.従業員の私生活での交友関係や行動を、会社が詳しく把握できるようにする
- 4.誓約書を提出した従業員に限り、すべての社内情報へアクセスできるようにする
解説
正解は1。誓約書は、業務上知り得た秘密を守る義務を本人に自覚させ、不正を行えば責任を問われることを明確にして、内部不正の抑止につなげる人的対策である。IPA「組織における内部不正防止ガイドライン」も、秘密保持の誓約などを人的な対策に挙げ、JIS Q 27002 は雇用条件で秘密保持の責任を明確にすることを求めている。ただし、誓約書だけで情報の流出を防げるわけではない。2は誤り。誓約書を取れば技術的対策が不要になることはなく、アクセス制御や記録と組み合わせる。3は誤り。誓約書は業務上の秘密に関するもので、私生活の把握が目的ではない。4は誤り。アクセスできる範囲は、業務に必要な範囲で決める。