【問50】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|機密書類の廃棄委託の管理
紙媒体と社員による脅威 問10/20難易度B(標準)
問題文
機密書類の回収と溶解処理を外部の専門業者に委託する。委託にあたっての対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.大手の業者なので信頼できるとして、契約書は取り交わさず口頭の依頼で済ませる
- 2.委託したので社内での管理は終わったとみなし、処理が完了したかの確認は行わない
- 3.秘密保持や再委託の条件を契約で定め、処理が済んだことを証明書などで確認する
- 4.処理の一部は、委託先の判断で別の業者へ自由に再委託してよいことにする
解説
正解は3。個人情報保護法25条は、個人データの取扱いを委託する場合に、委託先に対して必要かつ適切な監督を行うことを義務付けている。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、適切な委託先の選定、委託契約の締結、委託先での取扱状況の把握を求めている。書類に個人データが含まれる場合、秘密保持や再委託の条件を契約で定め、溶解処理が済んだことを証明書や立会いなどで確認するのが適切である。1は誤り。大手でも契約を省くと、責任の範囲や秘密保持義務が明確にならない。2は誤り。委託しても管理の責任は残り、処理の完了確認は欠かせない。4は誤り。委託先が自由に再委託できると、再委託先の管理が及ばなくなる。