【問49】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|操作ログの記録と抑止効果
紙媒体と社員による脅威 問9/20難易度B(標準)
問題文
システムの操作ログを記録して定期的に点検していることを従業員へ周知した場合に、主に期待できる効果として最も適切なものはどれか。
- 1.不正な操作を自動的に遮断し、不正の実行そのものを確実に防止できる
- 2.不正が発覚しやすいと認識させ、内部不正を思いとどまらせる抑止効果が期待できる
- 3.従業員の操作ミスが完全になくなり、人為的な誤操作による事故も情報漏えいもゼロになる
- 4.パスワードの強度が高まり、総当たり攻撃による不正ログインを防げる
解説
正解は2。操作ログの記録と点検を周知すると、自分の行動が後から調べられると従業員が意識し、不正を思いとどまりやすくなる。IPA「組織における内部不正防止ガイドライン」は、捕まるリスクを高めて不正をやる気にさせないことを基本原則の一つとし、ログの記録と監視を対策に挙げている。1は誤り。ログは不正を自動で遮断するものではなく、記録と事後の調査、抑止のために使う。3は誤り。ログを取っても操作ミスは完全にはなくならず、事故がゼロになるわけではない。4は誤り。ログの記録はパスワードの強度とは関係がなく、総当たり攻撃を防ぐ効果もない。ログの目的を、防止ではなく抑止と検知、事後調査として整理しておきたい。