【問44】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|なりすまし電話への対応
紙媒体と社員による脅威 問4/20難易度C(難しい)
問題文
総務部のAさんに、取引先の担当者を名乗る人物から「急ぎなので、部長の携帯電話番号を教えてほしい」と電話があった。Aさんの対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.相手が社名と氏名を名乗り急いでいる様子なので、部長に迷惑がかからないよう携帯電話番号を伝える
- 2.部長の携帯電話番号は伝えず、代わりに部長の自宅の電話番号と住所を伝える
- 3.話し方が丁寧で取引先の担当者だと判断できたため、携帯電話番号と部長の外出予定を伝える
- 4.相手の連絡先を聞いて一度電話を切り、部長に事情を伝え、部長の判断で折り返してもらう
解説
正解は4。電話や対面で人の心理的な隙や慣習につけ込み、情報を聞き出す手口をソーシャルエンジニアリングという。「急ぎ」「取引先」などと焦らせたり信用させたりして、携帯電話番号のような個人の連絡先を聞き出す手口は典型である。電話口の名乗りや話し方だけでは本人確認にならないため、連絡先を聞いていったん切り、部長本人に確認して、本人の判断で折り返してもらうのが適切である。1は誤り。名乗りと急ぎの様子だけで、本人の承諾なく連絡先を伝えてはならない。2は誤り。自宅の電話番号や住所は、携帯電話番号よりさらに重要な個人情報である。3は誤り。話し方が丁寧でも本人確認にはならず、外出予定まで伝えるのは危険である。ソーシャルエンジニアリングは、総務省「国民のための情報セキュリティサイト」などで解説されている。