【問77】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|共連れとアンチパスバック
情報セキュリティ対策 問2/25難易度B(標準)
問題文
入退室管理における共連れ(テールゲーティング)への対策として、最も適切なものはどれか。
- 1.入室者の生体情報を登録し、指紋や静脈によって本人確認を行う仕組みにする
- 2.一人ずつしか通れない扉を設け、認証した人数と入室者数を一致させる
- 3.扉の錠をシリンダ錠からICカード錠に交換し、鍵の複製を困難にしておく
- 4.入退室の記録を一定期間保存し、事後に不正な入室がないかを点検する
解説
正解は2。共連れ(テールゲーティング)とは、認証を受けた者が扉を開けた際に、認証を受けていない者が後ろについて一緒に入室してしまう行為である。対策の中心は、認証した人数と実際に通過した人数を一致させることであり、一人ずつしか通過できないサークルゲートやマントラップ(二重扉)を設置する方法が有効である。あわせて、正規の入室記録がないまま退室しようとする操作を拒否するアンチパスバック方式を用いれば、共連れで入室した者の退室時に検知できる。1は誤り。生体認証は本人確認の精度を高めるが、認証後に扉が開いた隙に続いて入る共連れ自体は防げない。3は誤り。ICカード錠への交換は鍵の複製や貸与への対策であり、通過人数の管理にはならない。4は誤り。記録の点検は事後の発見的統制であり、その場での侵入を止める予防的統制ではない。本試験では、共連れとアンチパスバックの組合せが頻出である。