【問76】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|物理的対策とゾーニング
情報セキュリティ対策 問1/25難易度A(易しい)
問題文
オフィスやサーバ室で行う物理的対策のうち、ゾーニングの説明として最も適切なものはどれか。
- 1.従業員ごとに業務上必要な最小限のアクセス権だけを与え、権限の集中を防ぐこと
- 2.通信を暗号化し、盗聴されても内容を読み取られないように保護しておくこと
- 3.重要データを複数の媒体に複製し、離れた拠点に分散して保管しておくこと
- 4.取り扱う情報の重要度に応じて区画を分け、区画ごとに入退室管理を変えること
解説
正解は4。ゾーニングとは、建物や執務スペースを取り扱う情報の重要度に応じて区画(ゾーン)に分割し、区画ごとに入退室の要件を段階的に厳しくする物理的対策である。一般に、受付などの公開区域、執務室などの管理区域、サーバ室などの高度な保護を要する区域へと分け、上位の区画ほど認証手段を強固にし、記録を残す。JIS Q 27001 の管理策(ISO/IEC 27002 の物理的セキュリティ)でも、セキュリティを保つべき領域の境界を定めて保護することが求められている。1は誤り。業務に必要な最小限の権限だけを与えるのは、論理的対策である最小権限の原則の説明である。2は誤り。通信の暗号化は技術的対策であり、区画の分割とは関係しない。3は誤り。複数媒体への複製と遠隔地保管はバックアップの分散保管の説明である。本試験では、ゾーニング、施錠管理、入退室記録といった物理的対策の用語を区別させる出題が多い。