【問60】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|自然災害と停電への備え
脅威と脆弱性 問10/25難易度B(標準)
問題文
地震や停電などの物理的脅威に対して可用性を確保する対策として、最も適切なものはどれか。
- 1.サーバ室の入退室記録を取得して不正な立入りを事後に追跡できるようにする
- 2.無停電電源装置と自家発電設備を備え遠隔地にバックアップを保管する
- 3.重要な通信を暗号化して経路上での盗聴や改ざんを防止できるようにする
- 4.利用者ごとにアクセス権を設定して必要最小限の範囲に権限を限定する
解説
正解は2。地震、火災、水害、停電といった物理的脅威が損なうのは主として可用性である。停電に対してはUPS(無停電電源装置)で瞬断を吸収し、長時間の停電には自家発電設備で対応する。広域災害に備えては、バックアップを本番拠点から十分に離れた遠隔地に保管し、代替拠点での復旧手順をあらかじめ定めておく。これらは事業継続計画(BCP)およびJIS Q 27001 の事業継続に関する管理策の中核をなす。1は誤り。入退室記録は不正な立入りの追跡に有効だが、災害時の稼働継続には寄与しない。3は誤り。通信の暗号化が守るのは機密性と完全性である。4は誤り。アクセス権の限定は機密性の確保策であり、可用性の対策ではない。本試験では、対策がCIAのどの要素を守るかを判断させる出題が多い。