【問59】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|過失による情報漏えい
脅威と脆弱性 問9/25難易度B(標準)
問題文
従業員の過失による情報漏えいを防ぐための対策として、最も適切なものはどれか。
- 1.メール送信前に宛先と添付ファイルを別の担当者が確認する
- 2.送信済みのメールを一定期間保存し監査時に内容を確認できるようにする
- 3.情報漏えいを起こした従業員に対する懲戒処分の基準を厳しく設定する
- 4.持ち出し用の記録媒体を各自の判断で自由に選べる運用に変更する
解説
正解は1。実際の情報漏えい事故の多くは、攻撃ではなく誤送信、書類やノートPCの紛失・置き忘れ、誤廃棄といった過失に起因する。過失は注意喚起だけでは防げないため、送信前のダブルチェック、宛先の自動確認機能、一定時間の送信保留、大量送信時の上長承認といった、誤りを検知して止める仕組みを業務手順に組み込むことが有効である。あわせて端末やUSBメモリの暗号化により、紛失時の被害を限定する。2は誤り。送信後の保存は事後の追跡には役立つが、漏えいそのものは防止できない。3は誤り。懲戒の厳格化は隠ぺいを招きやすく、過失の発生自体を減らす対策とはならない。4は誤り。媒体を自由に選ばせる運用は管理外の媒体を増やし、リスクを高める。本試験では、事故原因の多くが過失である点が問われる。