【問58】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|スキャベンジングと媒体の廃棄
脅威と脆弱性 問8/25難易度B(標準)
問題文
廃棄する記憶媒体からの情報漏えいを防ぐための対策として、最も適切なものはどれか。
- 1.ファイルをごみ箱に入れてから空にする操作を行って廃棄する
- 2.媒体をフォーマットしたうえで一般廃棄物として処分する
- 3.保存されているファイル名を無意味な文字列に変更して廃棄する
- 4.専用装置による消磁や物理的破壊を行ったうえで廃棄する
解説
正解は4。廃棄物や中古機器から情報を拾い集める手口はスキャベンジング(ゴミ箱あさり、トラッシング)と呼ばれる。磁気ディスクは消磁装置による磁気の消去や破砕・せん孔といった物理的破壊、SSDやUSBメモリは物理的破壊または媒体全体への上書き消去が確実な対策であり、処理を外部委託する場合は破壊証明書の受領まで含めて管理する。ISO/IEC 27002 でも媒体の処分と装置の再利用前の情報消去が管理策とされている。1は誤り。ごみ箱を空にしても管理情報が消えるだけで、データ本体は復元ツールで読み出せる。2は誤り。通常のフォーマットも同様に復元が可能であり、一般廃棄物としての処分は不適切である。3は誤り。ファイル名の変更は中身に何ら影響しない。本試験では、論理的な削除では不十分である点が繰り返し問われる。