【問37】情報・サイバーセキュリティ管理士 練習問題|私的使用のための複製
情報セキュリティ関連法規 問12/25難易度A(易しい)
問題文
著作権法における私的使用のための複製に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- 1.会社の業務のために市販ソフトを複数の端末に複製することも私的使用に当たる
- 2.違法配信と知りながら音楽や映像を録音録画しても私的複製として適法である
- 3.コピープロテクトを回避して行う複製は私的使用でも権利侵害となる
- 4.私的使用の目的であれば複製物を不特定多数に配布することも認められる
解説
正解は3。著作権法30条1項は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用することを目的とする場合に、使用する者が複製することを認めている。ただし例外があり、同項2号は、技術的保護手段の回避により可能となった複製を、その回避であることを知りながら行う場合を除外している。したがってコピープロテクトを回避した複製は私的使用目的であっても権利侵害となる。1は誤り。会社の業務のための複製は限られた範囲内の使用に当たらず、私的使用に該当しない。2は誤り。同項3号により、著作権を侵害する自動公衆送信であることを知りながら行う録音録画は私的複製の対象外であり、2021年施行の改正で対象は録音録画以外の著作物にも拡大された。4は誤り。複製物を不特定多数に配布する行為は私的使用の範囲を超え、公衆への譲渡として権利侵害となる。本試験では30条の例外の把握が問われる。