【問121】ハラスメントアドバイザー 練習問題|トップメッセージの目的
予防と再発防止 問1/20難易度A(易しい)
問題文
職場のハラスメント防止対策におけるトップメッセージ(経営トップによる発信)の目的として、最も適切なものはどれか。
- 1.個別の相談事案について、経営トップが事実認定の結果と処分の内容を全従業員に直接知らせること
- 2.防止の責任を現場の管理職に委ね、経営層はハラスメントの問題に関与しない姿勢を明確に示すこと
- 3.ハラスメントを許さない姿勢を組織の方針として示し、防止に取り組む意思を全従業員に浸透させること
- 4.成果の達成を最優先とする方針を示し、ハラスメントの指摘は成果が出た後に受け付けるとすること
解説
正解は3。トップメッセージは、経営トップが「ハラスメントは許さない」という姿勢と防止に取り組む意思を自らの言葉で示し、組織の方針として全従業員に浸透させるものである。パワハラ防止指針が求める方針の明確化と周知・啓発を実効性のあるものにし、労働施策総合推進法30条の3が事業主(法人では役員)自身にも求める関心と理解の深化にも沿う。1は誤り。個別の事案の事実認定の結果や処分の内容を全従業員に知らせることは、プライバシー保護の面で不適切であり、トップメッセージの目的ではない。2は誤り。防止の責任を現場に委ねて経営層が関与しない姿勢では、方針の実効性が保てない。4は誤り。成果を優先してハラスメントの指摘を後回しにする方針は、指摘を抑え込み、ハラスメントを容認する風土を生む。