【問100】ハラスメントアドバイザー 練習問題|措置義務違反と民事責任
事業主の措置義務と方針の明確化 問20/20難易度C(難しい)
問題文
事業主の措置義務に関する記述のうち、適切でないものはどれか。
- 1.措置義務に違反しても刑事罰の定めはなく、行政による助言、指導、勧告の対象になるにとどまる
- 2.指針に沿った措置を講じていれば、ハラスメントが起きても事業主は民事上の責任を一切負わない
- 3.行政による勧告に従わなかった場合には、その旨が公表されることがある
- 4.措置義務は、企業の規模にかかわらず、労働者を雇用する全ての事業主が負う
解説
正解は2。措置義務を尽くしたことと、実際に起きたハラスメントについての民事上の責任とは別の問題である。措置義務を果たしていても、使用者責任や安全配慮義務(職場環境配慮義務)の違反が問われる場合があり、責任を一切負わないとはいえない。したがって適切でないものとして2を選ぶ。1は適切。措置義務違反そのものに刑事罰の規定はなく、行政による助言、指導、勧告の対象となる。3は適切。勧告に従わない場合は、その旨を公表されることがある。4は適切。措置義務は企業規模を問わず、労働者を雇用する全ての事業主に課されている。