【問29】ハラスメントアドバイザー 練習問題|一回でも成立する接触
セクハラ・マタハラなどの理解 問9/20難易度B(標準)
問題文
勤務時間中の社内で、上司が部下の腰に1回だけ手を回した。部下は強い精神的苦痛を受け、出社が困難になった。この事案に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.意に反する身体的接触で強い精神的苦痛を受けた場合は、1回でも就業環境を害するものとなり得る
- 2.セクシュアルハラスメントは、同様の言動が継続的に繰り返し行われた場合に限って成立する
- 3.上司に性的な意図がなく、親しみを込めた行為であった場合は、セクシュアルハラスメントは成立しない
- 4.部下がその場で明確に抗議や拒否の意思表示をしなかった場合は、セクシュアルハラスメントは成立しない
解説
正解は1。指針は、就業環境が害されたかどうかの判断では継続性や繰り返しが考慮されるとしつつ、意に反する身体的接触によって強い精神的苦痛を被る場合には、1回でも就業環境を害することとなり得るとしている。2は誤り。繰り返しが常に必要というわけではない。3は誤り。判断は、労働者の意に反する性的な言動であるか、就業環境が害されたかという点で行うものであり、行為者に性的な意図があったかどうかは要件ではない。4は誤り。その場で抗議しなかったからといって成立しないわけではなく、上司との関係で拒絶が難しい場合もある。